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■ ■■ ■ HIRUMAS HEADLINE WEEKLY
■■■■■■ 週刊ひるますヘッドライン
■ ■■ ■               第15号 99.10.2-99.10.8
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 ひるますヘッドラインは、ひるますHP冒頭のコラムを一週間分まとめたもの
 です。HP更新情報、マンガ製作日誌、人文系書籍の情報、身辺雑記などです。
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■今週の主な内容
NATTYニュース/大島清『男の脳は欠陥脳だった』/宮台・藤井『美しき少
年の理由なき死』/チャイルド・リサーチ・ネット/こばやしまさきの備忘録/
『ハイデガー入門』/新型iMac

■99.10.2
下村誠のNATTYニュースを更新しました。以前から取り上げているニューア
ルバム『NAKID SOUL』の全貌がいよいよ明らかに?
http://page.freett.com/nattyrec/index.html

■99.10.3
大島清さんの『男の脳は欠陥脳だった』(新講社)って本で、現代は男脳が中心
になったために行き詰まった、これからは女脳で行かねばならないって話が書い
てます。なんでも男脳は「前頭葉中心」に考えるそうで、それがイカンという話
なのだ。これはまさに前に話題にした「前頭葉(大脳)派vs小脳(身体)派」
そのものの構図です…。じゃー、女脳って小脳なのか?と思ったらそーじゃなく
て(そーだったらモロ『小脳論』じゃん)大脳辺縁系、つまり大脳新皮質の下に
ある「古い脳」なんだそーだ。ぱらぱら読んだ限りでは、辺縁系そのものの機能
からして「女脳がエライ」っていう結論に持っていってるのではないような印象
を受けたのだけど、どーなんだ?(これに比して『小脳論』は、小脳そのものの
機能から論をすすめてる感じ)…まぁ女脳で行こう!って話なら、個人的には大
好き(ハートマーク)ですけど、うふふふ。

■99.10.4
宮台氏の『美しき少年の理由なき死』って本がでてますけど(宮台真司・藤井誠
二著、メディアファクトリー刊)、なんでも宮台ファンの男の子が自殺して、そ
れがキッカケで宮台氏が考え方、というか、発言の仕方を変えたっていうような
話が書いてる。宮台氏の「変貌」というものがそういう経過から来てるのか、と
ナットクしつつも、なんかそこまで宮台氏に(ウラ事情的なことに)かかわらな
きゃいけないのか?というギモンもあって、まだ買ってません。とはいえ、こう
いうことを話題にしてしまうのは、いつの間にかホントに「宮台が気になってし
ょうがない人」(なんばりょうすけさんのHP「宮台真司とその思想」でのリン
ク集の分類)になってしまったのだろうか…。
参考)「宮台真司とその思想」
http://www.asahi-net.or.jp/~ix7r-nnb/Horobi/Miyadai/index.html

そんなわけで宮台系のHP「現代実験社会学研究所」を見てたら、期間限定で宮
台氏の未公開語録、東浩紀さんの『存在論的、郵便的』について語る(テープ録
音を書き起こしたもの)というのがアップされてました。これは「東」論という
よりは、宮台氏の「システム論」的な考え方の根っこがよく分かる、と言う感じ
で面白い。こういうことなら、オレもかなり基本的な捉え方は近いなーと思うけ
ど、それは宮台的なシステム論と、オートポイエーシス論、それから現象学の考
え方なんかが、同じような基本的枠組みを持ってるってことかもしれない。よう
するに「超越的な観点」(神の視点)はないってこと。オレでいえば「世間と他
者性」というところで書いたことがそうだけど。
参考)「現代実験社会学研究所」
http://www.angelfire.com/me3/meso/index.html
参考)「世間と他者性」
http://www.bekkoame.ne.jp/~hirumas/WEBZIN/hirumas25.html#0214

宮台氏といえば、例のベネッセがやってる「チャイルド・リサーチ・ネット」と
いうHPで、「メール対論・学級崩壊をめぐって」と「公開座談会・学級崩壊は
しつけでくいとめられるのか?」で発言をしてました。最近の宮台氏の発言はほ
とんどそうだけど(やっぱり「変貌」はしているんです)、ポジティブかつクリ
エイティブな提言をされています。…というか、ずーっと以前に私が「宮台問題
」で、氏が「もうひとつの社会を構想している」というその内実が明らかではな
い、と言ったけど、その内実がハッキリしてきたというところでしょうか(そん
なわけで、その後の「宮台問題」関係の文章はあまり意味がなくなったので、消
去しようかな〜とも思ったけど、「卑怯」と言われかねないので、コメントだけ
つけておきました…)。もちろん今度はそれこそ、宮台氏の具体的な「意見」に
対して異論はありますけど、それは時事的な話題ということになるんでしょう。
ずーっと前に「教育論」をまとめなきゃと書いてそのままにしてますが、それを
含めて後日ということで。
参考)「チャイルド・リサーチ・ネット」
http://www.crn.or.jp/index.html
参考)「宮台問題」
http://www.bekkoame.ne.jp/~hirumas/WEBZIN/hirumas19.html#miyadai

■99.10.5
リンク集(書評系)に「こばやしまさきの備忘録」を追加。ある著者を検索して
いて見つけたんだけど、「びんぼうろく」と称する毎週の雑誌・社会思想系書籍
などについてのコメントが濃い濃い。ちょっと休んでたみたいだけど、今日見に
行ったら再開してました。なんか乱歩賞作家と飲んだとか書いてるけどこの人何
者なんだろうか?…ってのはともかくとして、この『八月のマルクス』って面白
そうですね。このHPには、その他「小室直樹・橋爪大三郎・池田清彦・松岡正
剛…」など著者別の掲示板もあるので、ぜひ参加してみられては。
「こばやしまさきの備忘録」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~m_koba/

■99.10.6
前々項、4日のところで、宮台的システム論と同じ基本的枠組みをもつものとし
て、「それから現象学が…」と唐突に出てきますが、これはちょうど、竹田青嗣
さんの『ハイデガー入門』というのを読んでいて、まさにそう思ったからなのだ
った。この本(例によってだいぶ以前の本で、超おくればせに読んだのです…)
「ハイデガー、こんなに分かっていいかしら?」って感じの本(超ナンカイなハ
イデガーが分かりやすく、かつ問題点もスルドク指摘している)なんだけど、同
時に竹田的現象学(エロス論)の分かりやすい入門書でもあります。

オレとしては『プラトン入門』と同じ感想で、例によってしつこくも『オムレッ
ト』と同じ、というものなんだけど(笑)、例えば、くだんの「超越的な観点」
について言うと、それがない、ということは、同時に、神の視点からの客観的な
「説明」はありえず(客観的なモノそのものも、またない)、その都度のそれぞ
れの視点からの「記述」があるだけということになる。そういう記述を「真」と
して確信せしめる条件は何か、と問うのが現象学の方法なのだ、という。これは
つまり『オムレット』でいえば、それを「リアル」と実感せしめるのは何か?と
いうことと同じでしょう。

リアルと受け止められるような「世界」は人間からの「かかわり」によってはじ
めて「存在」としてあらわれる。その「かかわり」が「確信せしめる条件」であ
って、竹田さんは現象学の系譜をニーチェ〜フッサールという流れで説明してい
るのだが、それをニーチェは「力への意志」と呼び、フッサールは「意識」と呼
んだいうわけです。そして竹田さん自身はそれを「欲望」と呼んでいますが、私
はそれを「生命」と呼ぶ…と。我田引水な説明だが、そーゆうことでしょう。そ
の他、細かい点についてもイロイロと面白い話があるんだけど、それはいずれ「
ウェブマガジン」か、新企画「マンガによる書評」で…(いつになることか分か
りませんが)。

追記:マンガ書評は、描きだしてるんですが、発表する場所もないまま途絶して
るのです…。『オムレット』番外編って感じで、伊丹のじいさんがアレコレと本
の解説をするって感じなんですけどねー。

■99.10.7
新型iMac…。

118,000円〜…。DVDモデル…。グラファイトカラー…。

MacWIRE Onlineでジョブスのパフォーマンスを詳報してますが、メチャクチャ
おしゃれ。感動ものです…。こんなカッコイイおやじになりたい…。

ここまでくるともうベージュ色のマックはマックじゃないって感じすらしてきま
す…。OS9が出てもバージョンアップすらしたくない(てゆうかオレが所有す
るマックはカラクラなので、仕事場で使ってるマックの話ですけど…)。

iBOOKの予約取り消しに走る人々もいるでしょう。それより何よりiMac
を買ったばかりで、まだ箱から出してもいないって人はどーしたらいいのだ!(
笑)…でもカラクラを買ってしまったというオレの悲惨さにかなう奴はこの世に
はいないと思います。せいぜい悔しがるがよい。

■99.10.8
体調が崩れまくってます…。免疫力がどーんと落ちちゃったって感じ(よーする
に飲み過ぎなんです)。ってわけで、また次週!

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■お知らせ
『オムレット〜心のカガクを探検する』(心の科学研究会G.N.C./ひるます著)
は「心とは何か?」をテーマにした「思考する」マンガです。オムレットの詳し
い内容はこちらに掲載しております。ぜひご覧ください。
http://www.bekkoame.ne.jp/~hirumas/COMIC/digicomi15.html

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