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■ ■■ ■ HIRUMAS HEADLINE WEEKLY
■■■■■■ 週刊ひるますヘッドライン
■ ■■ ■               第23号 99.12.11-99.12.18
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 ひるますヘッドラインは、ひるますHP冒頭のコラムを一週間分まとめたもの
 です。HP更新情報、マンガ製作日誌、人文系書籍の情報、身辺雑記などです。
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■今週の主な内容
下村誠ライブ/インディアン強制移住問題/栗本慎一郎HPと心身問題/「アイ
ヌ、神とともに生きる人々」と「えみし学会」/掲示板リニューアル/予告

■99.12.13
きのう12日は、下村誠ライブ行ってきました。前々からこの場をお借りして宣
伝させてもらってますニューアルバム『SACRED SOUL』の完成記念ラ
イブってことで、来年早々発売となるこのCDが先行発売されてました。私はま
だ聞いてないんですが、伝え聞くところでは私の予想すらはるかに凌駕する超傑
作だとか。おいおい下村HPの方にも詳しいデータを掲載してきますので、ご期
待を。

カンジンのライブですけど、下村さん、風邪かなんかでのどをやられていて、声
がメタメタでした。それでもノリと演奏は200%出し切ったな、という感じで
私など下村さんの本来の声を分かってる者にとっては大満足でしたが、はじめて
聞いた方にこの世界が伝わったかどーか、心許ない。ひさびさに全ステージ下村
さんが演る(つまり対バンなしで)上に、客も大入りで、まさにここが勝負どこ
ろってとこだったのに、そこでハズしちゃうというのは、下村さんらしいという
か(いつもモノゴトに自然体でぶちあたるってイミ)、まことに愛すべき男とい
うか?

このアルバムに収録されているある曲の関係で、インディアン(ネイティブ・ア
メリカン)の人たちの土地を守ろうという運動をしている人たちが来ていて、そ
の運動についての説明もあった。なんでもアメリカ政府がインディアン居留地を
奪おうとしているのだとか。彼らがその「土地」と切り離されては生きていけな
い(生きるということの意味を消されてしまう)ということはよく分かる。それ
が彼らの「文化」だからでしょう。ちょうど先週あたりからアイヌがらみでそん
なハナシをしてきてたとこだったので、この話題はタイムリーだったね。このへ
ん非常に面白いハナシもあるんだけど、それはまた詳しい情報を教えてもらうこ
とになってるので、あらためて書きたいと想います。

あとアイタル通信に「ひょうたんから高麗2000」の情報を掲載しました。
2000年問題を高麗のキャンプで迎えようという企画?です。ぜひご参加を。
アイタル通信
http://page.freett.com/nattyrec/ITAL/index.html

追記:…といいつつ、私はほとんど参加してませんでしたが、今回は、ライブの
みでも参加させていただきたいと思ってます(笑)。
「ひょうこま」でのライブ日程は、下村誠HPに(その下村さんは現在ツアー中
です。そのライブスケジュールもこちらに掲載しています)。
http://page.freett.com/nattyrec/index.html

■99.12.14
上でふれたネイティブアメリカンの土地を守ろうという運動について、さっそく
情報を頂きました。
その居留地「ビックマウンテン」については
「ビックマウンテンホームページ」
http://bigmountain.hypermart.net/

またその運動として長野県を起点にアメリカ大使館まで歩いて行進するというイ
ベントについては、
「いのちの祭り2000 The Long Walk for Big Mountain 」
http://www.d2.dion.ne.jp/~ichienso/

に、それぞれ詳しい情報が掲載されてます。
興味のある方はぜひご覧下さい(なんか「運動」というのとは違う感じみたい。
むしろ「表現」とかいう方が近いかな…)。

なお東京近辺は
1・19(水)AM7:00出発
 大垂水峠→R20(7km)→高尾山口→R20(2km)→高尾→(6km)→楢原
 (10.5km)→五日市→(2.5km)→日の出町ゴミ処分場
 約28km
1・20(木)AM7:00出発
 日の出町ゴミ処分場→(12km)→拝島→五日市街道(5.5km)→砂川→五日
 市街道(8km)→小平喜平橋
 約26km
1・21(金)AM7:00出発
 小平喜平橋→五日市街道(5.5km)→柳橋→井之頭通り(4km)→吉祥寺→井
 之頭通り(7.5km)→明大前→井之頭通り(4.5km)→代々木公園 
 約22km
1・22(土)《Vigil & March》祈りの集会と行進
 AM9:00代々木公園→アメリカ大使館AM12:00
の予定です。

■99.12.16
小脳論のジャコウネズミさんより掲示板で栗慎(栗本慎一郎さん)の「脳梗塞」
を知らされてびっくり。しかしほとんど精神的には復活されて、インターネット
でも活発に動いていくということです。栗本HPもぜひご覧下さい。
http://www.homopants.com/

HP内には「意味と生命」および心身論後説なんてのもあって、涙ものです(な
んてったって、『意味と生命』なくして『オムレット』無しっていうくらいに、
この本には入れ込んでいるのです)。たとえば、なつかしくも「層の理論」や「
身体的イメージ」というのが出てますが、『オムレット』の第二章での心と体の
関係、環境との関係の説明などはまさにここから来てます(ちなみに栗慎からの
影響はそれにつきるわけではありません…)。

「身体的イメージ」といえば、それを使って心身関係や身体論を説明するのはあ
まりハヤリではなくて、じゃー何がハヤリかというと、この二、三年はそれはも
う「アフォーダンス」でした。アフォーダンスというのは、生物が身体的な行動
をするときに、その行動のための情報を環境の側が「提供」している、そのこと
によってはじめて生物の身体的行動が可能になるのだ、というような考え方。ワ
タシ的に言うと、それは「環境の条件や働きかけ」も重要だ、という意味での考
え方の基本としてはたしかにダイジだけど、それをあらためて「アフォーダンス
」と言って概念化することにどれほどの意味があるのか?というのは非常に疑問
だ。身体的イメージの形成ということの中にすでにそのような環境の要因は繰り
込まれているからだ。ようするにアフォーダンスがどうこうというのは、その生
物の行動を「外側」から見て記述するものだ(だから外側から見ればそれこそア
フォーダンスを無限に「発見」しうる)。それは可能だけど、だから何なんだ?
って気がする。人間工学みたいな実用的なところでは意味があるのかもしれない
けど、心身論といったテツガク的解明には使えないって感じ。ちなみに『こころ
の情報学』で、西垣通さんが「オートポイエーシスとアフォーダンス」の相互補
完ということを言ってて、今にして思えばアフォーダンスという「外部観測」を
オートポイエーシスという「内部観測」で読み替えれば…という意図だったのか
と想像できる。その後の研究に期待したいが、よーするにオートポイエーシスだ
とかアフォーダンスだとかいう外来のコトバを使わないのであれば、すでに『意
味と生命』で栗慎が明らかにしたことにすぎないってことでもある。

ちなみにクリシンのHPには『生命潮流』のライアル・ワトソンとの対談も掲載
されてます。これが意外?にも、「貨幣」や「経済」を巡るもので、面白い。

■99.12.17
アイヌ探求シリーズってことで、いろいろと物色してみましたが、藤村久和さん
の『アイヌ、神々とともに生きる人々』(小学館ライブラリー)、これがスゴイ
ですね。とくに「文化」という視点がキチンと押さえられていているところが良
い。つまり民族主義や神秘主義によせるのではなくて、その文化そのものが持つ
ある種「普遍的」な価値、高度さ、気高さ、を藤村さんはキチンと描き出してい
る。そういう意味でこれはすごくオープンで、誰にとってもとっつきやすく、し
かも「意味」を感じ取ることのできる本、なのではないかと思える(アイヌにつ
いてすでに知ってる方にはいまさら…って本でしょうが、でもやはり初めてアイ
ヌについて読む人にはぜひ一番に読んでもらいたい本でしょう)。

アイヌ関係をネットで探索してたら、「えみし学会」という学会を見つけた。こ
れは直接アイヌというわけではないんですが、東北・北海道を中心に、考古学・
歴史学・民俗学を横断して、日本人とその文化の根源を探りつつ未来に向けた提
案をしていこうというデカイ考え方の学会です(この学会の主旨の要約は私が勝
手にしたもので、文責は私にあります)。

えみし学会HP
http://www.jomon.com/anbe/emisi/emisi.html

それと直接関係ないんだけど、もうひとつ気になってるのは、
世界鬼学会
http://www.ceres.dti.ne.jp/~id-ooe/oninet.htm

こちらはもうちょっと「遊び心」をメインにした感じですか。

■99.12.18
HPトップページの更新がまたまた止まってしまってましたので、気分転換とし
て、掲示板をリニューアルしました。
ひるます掲示板
http://www65.tcup.com/6510/hirumas.html

伊丹堂は再び『オムレット』キャラが質問に答えるってのをメインに戻します。
こちらもよろしく。
http://www.bekkoame.ne.jp/~hirumas/GNC/index.html

○予告
今回はちょっと忙しいのと今たくさんのテーマを抱え込んでて、何から書いてい
いか解らんという状態で、実ハ書きたいことがたくさんあるのに書けないでいる
状況です。年内にいくつかは「ウェブマガジン」の方にでもアップできると思い
ますので、ご期待下さい。
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■お知らせ
『オムレット〜心のカガクを探検する』(心の科学研究会G.N.C./ひるます著)
は「心とは何か?」をテーマにした「思考する」マンガです。オムレットの詳し
い内容はこちらに掲載しております。ぜひご覧ください。
http://www.bekkoame.ne.jp/~hirumas/COMIC/digicomi15.html

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 ご意見・ご感想等:info@hirumas.com
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