第一話
菅野美穂のコメディが見れるシアワセ。
前回の「愛をください」からガラっと変わってのコメディだけど、かなりイイです。
「愛をください」が典型的な境界性人格のキャラだとすると、今回のは「中心気質」。
斎藤環さんの「「人格」としてのメルヘン」(『文脈病』所収)という論文で、境界人格として内田春菊をとりあげ、すかさず中心気質として西原理恵子をとりあげる、その展開とまったくパラレルな感じで、面白い。まるでこの論文読んで企画立てたんじゃないかと(笑)。
さてその論文によると、中心気質とは、
「安永浩氏によって提唱された、いわば無垢な子どもをモデルにしたような気質」「粘着気質や爆発性などの負性をおびた記述をされがちだったてんかん者について、その天使的な側面を臨床家にも十分な説得力をもって見いだした」 とある。
さらには「七人の侍」のミフネ演ずる菊千代になぞらえ
「天衣無縫と傍若無人を兼ね備えたナイーブさこそが、中心気質の原イメージなのである」
とも表現されてます。
ここだけなら、よくあるキャラで、別に菅野美穂のドラマをひきあいに出す
こともないけど、西原さんのマンガに見る中心気質の特徴として語られてる
とこが重なってるのだ。
「作為がことごとく喜劇化し、しかし結果的には悲劇的な生を生きている人間を我々はどうして嫌ったりできるだろう。中心気質者とは、喜劇の祝祭をイントラ・フェストゥム(ひるます注:まっさい中ってことか)の相において生きつつも、その生の軌跡は悲劇として跡づけざるを得ないような運命の別名ではないだろうか。西原が身辺のことを描く時は過度に自らを戯画化し、そのいっぽうで自らの思春期を他者の視点から描くときは悲劇のトーンで描く。」
今回のドラマでは、菅野美穂がドタバタ演じた後、ふっと画面がモノクロームになって、「悲劇的トーン」のモノローグ(書き文字)が入る。その構造がまさに「中心気質」的な語りじゃーありませんか。(つまり愛すべきキャラってこと…)
第二話
それにしてもこのドラマ、第二話のラストにして、主要登場人物が一堂に会しちゃうなんて、世間が狭すぎねーか?
第四話
意外にも?菅野以外のキャラが立ってきて、なかなかこいつらイイじゃん、と思ったが(とくに押尾クン、ステキです>書き込む場所が違うって)、振り返ってみると菅野の出番が少なすぎって気もする。
まあ戦闘シーン、じゃなくて銭湯シーンがあったのでヨシとしよう(笑)。
2月20日放送分(すでに第何話か分からなくなってる〜)
このところ、周りのキャラに埋没してた感じだったが、昨日はひさびさに菅野の「中心気質性」が発揮されてオモシロかった。
それにしても菅野美穂、メチャクチャ細いっす。
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